大学・大学院編

Q:現在、高校2年生です。大学進学について迷っているのですが、何かいいアドバイスをお願いします。

A:あなたが大学に進学する目的は何でしょうか。卒業後にはどんな仕事をしたいですか。何になりたいですか。それによって、国内で勉強するのがいいのか、海外留学がいいのかを考えればいいと思います。海外に出れば、日本を外から客観的に見ることによって、今までの考え方や常識としてとらえていたことに変化が起こるかもしれません。

 英語やインターネットの普及によって、これからは益々留学のニーズが高まってくるでしょう。あとは、どこの国に行くか、どの大学で勉強するかを決めるだけですよ。

 

Q:留学するために何か準備しておくことはありますか。

A:まず、今通っている高校の成績を上げておくことが一番大切です。特に高校2年・3年次の成績は、学校選択に大きく関わってきます。英語力を心配するのはそれから先のことです。学校の勉強に余裕がある場合には、TOEFL550点以上を目指して英語力をつけられれば理想的です。最低限、学校の授業で真面目に勉強し、いい成績をとって卒業できれば、あとはできる限り早めに現地に入り、学校指定の英語コースを受講するようにしてください。遅くても5月には出国されることをお薦めします。日本人の場合には、英語を母国語としていないために、この準備コースだけで1年かかってしまうこともめずらしくありません。学校によっては「条件付入学制度」をとっており、TOEFLの点数が条件に満たなくても、いくつかの授業を受講できる場合もあります。ですから、まず「学校の成績を上げること」が大切です。

 

Q:…ということは、理想的なのは2年前から留学準備をしておけばいいということでしょうか。

A:いろいろなケースがありますが、2年前から準備できれば理想的です。ですが、仮に既に高校を卒業してしまった方で日本の大学に進学していらっしゃらない場合でも、海外に行ってESLコースを受講後、大学に進学することもできますから、そういう意味では広く門戸が開かれていると言えるでしょう。

 

Q:留学の場合、1年間で学費はどれくらいかかるものなのでしょうか。

A:国によって、また公立・私立の別によっても異なりますが、1年間で大体200万から250万円と考えればいいと思います。もちろん学校によってはもっと高いところも安いところもあります。

 また、様々な事情によって日本に帰国しなければならない場合、テンプル大学のように日本でも海外と同じ学位をとることができる機関もあります。是非、いろいろな学校について調べてみてください。

 

Q:海外の大学に編入するにはどんなケースが考えられますか。

A:まず、(1)今も日本の大学に在籍している、(2)既に短大を卒業している、(3)途中で退学している、などが考えられます。現在大学に在籍している場合には、まずは成績をアップさせることを考えてください。また、先生にいい印象を持ってもらうことで、後に推薦状を書いて頂く際にお願いしやすくなります。短大を卒業した場合には、卒業証明書および推薦状などが必要となりますが、日本で履修した科目は単位として認められますので、編入が可能です。

学校を既に退学している場合には、まずコミュニティ・カレッジで英語コースを受講した後、大学に編入するという方法があります。いずれの場合も、努力次第で英語力のアップは可能です。日本の学校制度の下では…と諦めず、再度頑張って成功への鍵を手にしてください。

 

Q:日本の大学を卒業してから、海外の大学に編入するのはどうでしょうか。

A:日本の大学を卒業されるのであれば、大学院に入学されることをお薦めします。大学も大学院も2年間で、入学条件もほとんど変わりません。帰国後のキャリアなどを考えれば、修士を取得された方がいいのではないでしょうか。

 

Q:大学院に入学を希望する場合、必要なことは何でしょうか。

A:現在、大学に在籍されている方は、(1)成績をアップさせること、(2)英語力を身につけること、(3)自己アピール(志望理由と将来の展望などについて書いた小論文(エッセイ))、(4)教授からの推薦状、さらに授業料等の確保が必要です。学校やプログラムによってはTOFEL(またはIELTS)以外の試験(例えば、GRE、GMAT、LSAT、MCATなど)が必要になることがあります。この場合には、在学中に各試験に備えて準備しておくことが大切です。

また、卒業生の場合には、(1)TOEFL(またはIELTS)スコア、(2)前述の試験準備、(3)小論文(エッセイ)、(4)卒業校の教授および勤務先(元勤務先)の上司からの推薦状、(5)履歴書などが必要となります。大学時の成績はB平均あるいは3.0(4段階評価)以上であることが要求されるのが一般的です。

 

Q:最低準備期間はどれくらいと考えればいいでしょうか。

A:1年から2年あれば理想的ですが、準備が不十分で希望する学校に入学できないということのないように、最低でも半年はあったほうがいいのではないでしょうか。

 

Q:学校選択に大切なことは何ですか。

A:大学と違い、(1)どんな研究をしたいのか、(2)どの教授の下で勉強したいのか、(3)プログラム内容等について、リサーチにとても時間がかかります。これらについては、インターネット、市販本、学校から配布されているプログラム紹介本はもちろん、直接、学校とのやりとりの中で疑問点をクリアにしていくことが重要です。

 

Q:卒業後の就職についてはどうでしょうか。

A:学校・プログラムによっては、在学中にインターンシップ制度を設けているところもあり、職務経歴としてはもちろん、チャンスがあればその企業に高待遇で就職することも可能です。また、現地での就職フェアに参加することもでき、日本企業のみならず国際的にチャンスが開かれています。インターンシップを設けていない国でも、トレーニー・ビザやワーク・エクスピリエンス・ビザ、オキュペーショナル・ビザなどが申請でき、就職活動のチャンスが与えられています。

 

Q:アメリカ、カナダの場合はどうでしょうか。

A:卒業した時点、あるいは卒業見込みが決定した時点から1年間、専門分野で働くことが認められます。

 

Q:募集要項や必要書類などは自分で申請するのでしょうか。

A:インターネットからダウンロードするなど、できる限り自分で手続きをすることをお薦めしますが、準備段階における質問および手続き代行に関しては、遠慮なくお問い合わせください。